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生活保護・住宅給付・障害年金・医療費軽減など、手続きや申請のコツをわかりやすく解説します。

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♿【保存版】障害年金をわかりやすく解説|申請から受給まで完全ガイド(2025年版)

 【結論】


障害年金は、病気やケガで生活・仕事に支障が出た人が受けられる国の公的給付制度です。

対象となる病気は“身体障害に限らず”、メンタル疾患(うつ病・双極性障害・発達障害など)も申請が可能です。


ただし、申請書類が複雑で、

「書類の書き方しだいで結果が変わる」

と言われるほど難易度が高い制度でもあります。


この記事では、初めて申請する人が迷わないように、流れ・必要書類・審査のポイントまでわかりやすく解説します。



🟦 障害年金とは?


病気やケガによって、日常生活や仕事に制限が出た場合に支給される年金です。


種類は次の2つ:

障害基礎年金(国民年金)

障害厚生年金(会社員・元会社員)


どちらになるかは、初めて病院を受診した時の加入状況で決まります。



🟦 対象となる病気の例


障害年金は、名前のイメージとは違い、幅広い病気が対象になります。

うつ病・双極性障害

発達障害(ASD / ADHD)

統合失調症

心臓病

腎臓疾患

糖尿病の合併症

脳梗塞の後遺症

交通事故の後遺障害

癌による身体機能の制限

など多数。



🟦 受給するための“3つの条件”



① 初診日の証明


障害の原因となる病気で最初に受診した日を証明する書類が必要です。

これがもっとも多い“つまずきポイント”。

病院のカルテ

受診状況等証明書


などで証明します。



② 保険料の納付条件


初診日の前々月までに、2/3以上の期間で保険料を納めていること。


ただし、以下の場合は“特例”で受給可能です:

初診日が20歳前(生まれつき・学生の頃の発症)

保険料免除期間が多い人(免除期間も納付とみなされる)



③ 障害の程度(等級)


障害年金には

1級(常時の介護が必要レベル)

2級(日常生活に大きな制限)

3級(労働に制限がある:厚生年金のみ)

があります。


メンタル疾患の場合は、

日常生活がどれだけ制限されているか が最重要ポイントです。



🟦 申請の流れ(実際の手続きに沿って解説)



STEP1:年金事務所に相談予約


まずは電話で「障害年金の申請相談をしたい」と伝えます。

予約しないと書類をその場でもらえないことが多いです。



STEP2:医師に診断書を依頼する


障害年金用の診断書は特殊で、書いてもらうのに時間がかかります(1〜4週間)。


注意ポイント:

「普段の状態(良い日ではなく)」を正確に書いてもらう

生活上の具体的な困りごとをメモにして渡す



STEP3:病歴・就労状況等申立書を作成


申請者本人が作る最重要書類です。


ここには

発症から現在までの状態

生活の困難さ

働けない理由

を具体的に書きます。


例:

×「外出が困難」

〇「外出は週2回程度で、1時間が限界。人混みでパニックになり途中で帰宅することが多い」


この“具体性”が受給率に大きく影響します。



STEP4:申請書を提出


必要書類と一緒に年金事務所へ提出します。

不備があると後日連絡が来ます。



STEP5:審査(約3〜5か月)


書類だけで判断されるため、

“書き方が9割”と言われるほど重要です。



STEP6:結果通知 → 支給開始


認定された場合は、

基礎年金なら年約 78万円〜

厚生年金なら症状に応じてさらに上乗せ

が支給されます。



🟦 よくある質問(FAQ)



Q1:うつ病でも申請できますか?


→ はい、可能です。

実際、障害年金の新規受給者の多くは精神疾患です。



Q2:働いていても受給できますか?


→ 条件付きで可能です。

短時間勤務・軽作業程度なら対象になることがあります。



Q3:不支給になったら終わり?


→ いいえ、再審査請求が可能です。

書類を改善すると通るケースも多いです。



🟦 まとめ


この記事のポイントは次の3つ:

1. 障害年金は 病気やケガで生活に支障がある人が受けられる制度

2. 初診日・保険料納付・障害の程度 の3つが重要

3. 書類の“具体的な記載”が受給率に大きく関わる


初めての人には難しい制度ですが、

正しい手順で進めれば受給できる可能性は十分あります。

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