はじめての社会福祉ガイド(welfare.cntwork.com)

生活保護・住宅給付・障害年金・医療費軽減など、手続きや申請のコツをわかりやすく解説します。

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【第2部】16回の不採用と絶望 ― 障害者としての拒絶の記録

 

第2部:16回の不採用。屈辱と絶望に押しつぶされた時代

東京に出てきて、僕は片っ端から仕事を探しました。一般事務、清掃、介護、警備、電話オペレーター、治験、ホスト…。できる・できないより、とにかく働きたい。社会復帰したい。その一心でした。

しかし現実はあまりにも厳しく、結果は16連敗。履歴書すら読まれないこともありました。面接官が急に説教を始める。人格を否定される。「障害があるならウチでは無理でしょ」と言われた日、電車の中でこっそり涙が出ました。

障害者雇用が広がっている? それ、本気で言ってますか? 実際には“数字をそろえるための障害者”が増えただけ。配置されるのは倉庫や裏部屋。スキルを活かす機会などほとんどない。僕たちは「制度のための駒」でしかないのです。

自分がダメなのか? 能力が低いのか? 何度も自分を責めました。しかしある日、ふと思ったのです。「僕がダメなんじゃない。社会が受け入れる準備をしていないだけだ」と。

あなたも同じ壁にぶつかったことがあるはずです。だからこそ伝えたい。あなたの価値は“採用されるかどうか”で決まるものじゃない。企業があなたを理解しないのは、あなたの責任ではない。

不採用通知の山は、あなたの人生の失敗ではなく、社会の遅れの証拠です。

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